昨今の日本では、女性がストーカーに付きまとわれて事件に巻き込まれてしまったり、学校や職場でのいじめによる自殺、闇バイトなるものが横行することで強盗団が家にやって来るなど、理不尽な暴力により力の弱きものが被害に会う事件が増えました。中には、自分の人生がうまくいかない腹いせに進学校の小学校を刃物をもって襲撃する身勝手極まりない事件さえありました。
そうです。最近の事件の傾向は「弱者を狙う暴力犯罪」が増えているのです。最近では小学校や貴金属店などには「さすまた」が置かれるようになり、防犯に対する意識も高まってきましたが、手元にさすまたがない場合に賊と出くわしてしまったらどうすればよいのでしうか?
そんな時に素手で賊を取り押さえる技術、理不尽ないじめや暴力、卑劣なストーカー行為などに立ち向かう術、それが合気武道なのです。
合気武道とは、ただ単に相手を傷つける術ではなく、怪我を負わせずに相手を取り押さえ反撃の余地も与えず、生殺与奪権を我がものとする、それが合気武道の本質なのです。
合気武道とは、元々会津藩において、殿中(殿様の間)で暴れる狼藉物を取り押さえるための武術でした。その技術はこの現代に於いても護身術として、大いにその効果を発揮するでしょう。